2010年08月06日
忘れんさんなよ

今日も暑かったですね。広島市内の最高気温は35.4℃。仕事で行った福山&府中は36℃を超えたようです。しかし65年前の8時15分。その時、3000℃になったそうです。
8月6日のこの時間は、広島に住む私にとっては特別な時。誰もいない事務所で、静かに黙祷をしました。広島はこの日「ヒロシマ」になります。65年前のこの日この時、広島の街は地獄になりました。その時を知る人も、少なくなってきています。広島に住みながらも、まだまだ知らないその時があります。
平和記念式典、国内外から5万5000人の方々が参列されたそうです。来賓の方が宣言されてました。その宣言、絶対に忘れないで下さい。核の平和利用といいながらも、そこにもヒバクシャがいます。苦しんでいます。湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾で被爆した人もいます。チェルノブイリ。忘れられません。そんな事実を知らない人も多いんです。もっと知りましょう。知る努力をしましょう。
ヒロシマ ピース キャンプって知ってますか。広島市立大学のグラウンドがキャンプ場になります。国内外からの来訪者のため、宿泊の場として提供され、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向け、意見交換や交流の場となります。いつかは参加してみたいと思います。
最後に、いろんな宣言の中なら、こども代表による平和への誓いを転載させていただきます。毎年思いますが、いちばん心に響くんですよね。
平和への誓い
ぼくの大好きな街、広島。緑いっぱいの美しい街です。
65年前の8月6日、午前8時15分。
人類史上初めて、原子爆弾が広島に落とされました。
一瞬のうちに奪われた尊い命。変わりはてた家族の姿。
原子爆弾は人々が築きあげた歴史や文化をも壊し、広島の街を何もかも真っ黒にしてしまったのです。
しかし、焼け野原の中で、アオギリやニワウルシの木は、緑の芽を出しました。人々も、街の復興を信じて、希望という種をこの地に蒔きました。
傷つきながらも力いっぱい生き、広島の街をよみがえらせてくださった多くの方々に、ぼくたちは深く感謝します。
今、世界は、深刻な問題を抱えています。紛争や貧困のために笑顔を失った子どもたちもたくさんいます。私たちの身近でも、いじめや暴力など、悲しい出来事が起こっています。これらの問題を解決しない限り、私たちの地球に明るい未来はありません。
どうしたら争いがなくなるのでしょうか。どうしたらみんなが笑顔になれるのでしょうか。
ヒロシマに生きるぼくたちの使命は、過去の悲劇から学んだことを、世界中の人々に伝えていくことです。
悲しい過去を変えることはできません。しかし、過去を学び、強い願いをもって、一人一人が行動すれば、未来を平和に導くことができるはずです。
次は、ぼくたちの番です。
この地球を笑顔でいっぱいにするために、
ヒロシマの願いを、世界へ、未来へ、
伝えていくことを誓います。
平成22年(2010年)8月6日 こども代表
Posted by つぼちゃん at 19:04│Comments(0)
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